館主 かっきーの独り言 

今年もよろしく!お願いします

25年ほど前、東京・有楽町の映画館で、上京した父と
「2001年宇宙の旅」と「2010年」の2本立てを観た。

2時間半近くあるキューブリックの名作
2001年宇宙の旅」では、‘美しき青きドナウ’の音楽と共に
気持ちよく寝ていた父が、その後日談でもある、
「2010年」の、ピーター・ハイアムズの演出と
ロイ・シャイダーの熱演に、思わず唸っていたことを
昨日のことのように思い出す。 


1999年に起こるはずの「ノストラダムスの大予言」
(この映画も凄かった!)を通り過ぎたあたりから、
年を迎えるたびに今年は映画的に、
どんな状況になるのか考えてしまう。

もし、近いうちに無数の‘モノリス’が木星の回りを
漂っているのが発見されたら、
「2010年」・・・キター!って、思うんだろうなあ〜。 

そういえば、2年後には、
早くも今年のお正月映画でもある「2012」という対象作品が、
又、やって来る。(当館で今月上映予定・・・汗)  

東京といえば、先日、東京池袋・新文芸座で、
日本を代表する活動弁士・澤登翠さんの活弁付き
「戦艦ポチョムキン」を鑑賞した。

誰もが知る、
セルゲイ・エイゼンシュテインの古典を、
大スクリーン(しかも解説付き)で観られる幸せは
この上ないものだった。 

以前、この映画を見たのは、大学の学園祭での
16ミリ上映会。
もちろんサイレント作品で、音楽だけは流れていたっけ? 

当時は、映画の勉強というつもりで観たのだが、
今回は、澤登さんの活弁により、さらに新たな命が
吹き込まれたかのように、映画の醍醐味を感じることができた。

だから、映画って面白い!あ〜、こんな経験を天草の人に、
もっと伝えられればどんなに素敵だろうか・・・
?!  

上映終了後、澤登さんとお話する機会に恵まれた。
天草での活動を説明すると、
「地方で映画の灯を灯し続けることは本当に大事で素晴らしい
ことです。映画ファンの輪をもっと広げてください。」
というお言葉・・・。ありがとうございます! 


おかげで、
‘いつか澤登さんの活弁シネマを第一映劇で上映したい’
という夢が、生まれてしまいました。
     


さて、昨年の話で恐縮ですが、
「天草シネマパラダイス2009」にご来場の皆様、
また、参加できなくても影ながら応援してくださった皆様、
ホントに本当にありがとうございました。m(__)m   

動員数は、前年まで開催していた「天草名画座番外地」の
半分くらいという、不本意な成績でしたが、
お客様の満足度は非常に高かったと自負しております。

これまでは、日本映画応援団として、
邦画の旧作を中心にした上映会だったのですが、
洋画を
4本入れたことで、洋画ファンのお客様の開拓にも
繋がったと思います。

上映が終わるたびに、お客様同士で映画談議が
自然に始まるロビーの雰囲気が、自分は大好きで、
この光景を見たいために映画館をやっているんだなあ、
と、つくづく思いました。


昨年までは、新聞記事、チラシ、口コミで宣伝していた
このイベントですが、今回、新たにホームページでのPRが
出来たことは、これから先、いい展開に繋がることでしょう。 

実際、疎遠だった東京の友人や、知り合いから、
意外なほど好評を得ています。

しかし、どんなに好評でも、
観に来ていただくお客様がいなければ意味がありません。

もし、今年開催するなら、どうしたら、
もっと映画館に来てもらえるか?を、もう一度練り直して、
少しでも、映画ファンを増やす努力をしようと思います。 

今年も皆さんのご来場を心よりお待ちしております。          

2010
1月5日